現在トラックドライバーとして仕事をしている人も、これからトラックドライバーとして仕事をする人も気になると言えばトラック業界の平均年収ですよね。
自分がもらっている金額が適正なのか?トラック業界で仕事をする価値があるのか?という疑問を解説していきます。
- トラックドライバーの平均年収を知りたい
- 車種別で平均年収を知りたい
- トラックドライバーのメリット・デメリット
- 20歳から42歳まで物流業界で勤務
- 2t・4tトラックドライバー経験あり
- 27歳~37歳まで運行管理者・整備管理者として大手企業に在籍
- 現在は起業し利用運送事業をしながらWebコンサル事業を運営
トラックドライバー全体の平均年収は・・・
2022年3月現在のトラックドライバーの全国平均年収は約380万円になります。
日本全体の平均年収は約450万ですから比較すると低い傾向にあります。
しかし実際業種にもよりますが、基本的には車種(小型車・中型車・大型車)で給料面が大きく変わってきますので、給料が欲しいという方は大型車に乗る事をおススメします。
では次に車種別の平均年収を見ていきましょう。
大型トラックドライバーの平均年収・時給は・・・
大型トラックドライバーの平均年収は約400万円となっており月給ベースでは33万円となっています。
平均時給は約1500円ですが、宵積みなどの待機時間が多くなればなるほど平均時給が下がっていきます。
しかし大型トラックドライバーは地場輸送から長距離輸送まで幅広く活躍ができる事から、長距離輸送ドライバーの方が給与は多くなっています。
長距離ドライバーの場合拘束時間が長い事から「長距離手当」などがつきます。
私が運行管理者をしていた会社は距離に応じて1P=1,000円換算し、往復1200kmで16Pなどという長距離ポイントがありました。会社によってそういう長距離運行のルールが違います。
ですから平均年収は約400万円となっていますが、長距離を組み合わせれば500万円は超える事が全然可能なのが大型トラックドライバーです。
資格:第一種大型免許・フォークリフト(持っていなければ仕事先で取得することが多い※3.4日間講習)
仕事内容:近距離輸送から長距離輸送まであり、主に物流センター間の輸送など大型倉庫へ荷物を配送します。
中型トラックドライバーの平均年収は・・・
中型トラックドライバーの平均年収は約380万円となっており月給ベースでは31万円となっております。
平均時給は約1500円ですが、宵積みなどの待機時間が多くなればなるほど平均時給が下がっていきます。
中型車でも中・長距離運行はありますが、距離は一緒でも大型車と比べ荷物の量が違いますので、そこで長距離手当が変わってきます。ですから同じ中・長距離を走るのであれば大型車に乗る方が断然いいです。
資格:中型免許・準中型免許、リフト免許(必要な業務であれば仕事先で取得できる※3.4日間講習)
仕事内容:近距離輸送から中距離輸送が多く、工場からセンター間の輸送やメーカーに配送する
小型トラックドライバーの平均年収は・・・
小型トラックドライバーの平均年収は約380万円となっており月給ベースでは31万円となっております。
平均時給は約1400円ですが、宵積みなどの待機時間が多くなればなるほど平均時給が下がっていきます。
小型車と中型車の平均年収は一緒ですが、違いは小型車に関してはルート配送などが多く、中型車と比べ納品件数が多いというのが特徴ですかね。
資格:普通免許
仕事内容:小型車はルート配送など細かい商品は多い。
トラックドライバーの仕事をするメリット・デメリット
メリット①未経験者でも仕事に就きやすい
トラックドライバーは運転がメインですので、専門職と違い運転というカテゴリーにするとほとんどの人が運転免許(普通免許)を取得しています。ですからトラックの大きさや高さに慣れてしまえば苦労はしません。むしろ高い位置から車を見下ろせるので運転が楽になります!
メリット②運転中は一人なので気が楽
事務職や工場勤務の場合は大人数で人と接しながら仕事をしますが、トラックドライバーは就業時間の大半は運転しているので、人間関係のトラブルが少ないです。
納品先で理不尽なリフトマンは多々いますが、そこをクリアしてしまえば良いわけですから比較的他の職業と違い気が楽です。黙々と仕事をしたい!コミュニケーションが苦手という方には向いている職業です。
メリット③道に詳しくなる
仕事で色々な場所に行くことになるので、住んでいる所以外の道にすごく詳しくなります。中型車や大型車では大きな幹線道路でないと道に迷った時に取返しがつかなくなりますが、小型車の場合はそこそこ裏道でも行けますので、渋滞の時などに便利になります。
デメリット①労働時間が長い
長距離ドライバーは当然の事ながら一度出発すると3日間は拘束されますし、近距離輸送であったとしても翌日の荷物を積むと出荷先も翌日の荷物の準備などがあるため、夕方に積込し終わってみれば5時に出勤し18時に業務を終了するなんてことも。
特に繁忙期は荷物が出ない、道が混んでいるなども含めて労働時間がすごく長くなります。
デメリット②事故のリスクがある
トラックドライバーにとってこの「事故のリスク」が一番心配されるデメリットです。自分が気をつけていても「もらい事故」などもありますし、細心の注意を払わなければいけません。
デメリット③腰痛(ヘルニア)になりやすい
トラックドライバーが一番腰痛持ちではないかと思うくらい腰痛を患っているドライバーが多いです。同じ姿勢で運転し、荷物によっては急に力を入れないといけなかったりするので、腰に負担がかかります。
コルセットを巻いて作業する運転手も多いので注意が必要です。
転職ツールをご紹介
運転が好きな人は軽貨物事業やタクシー運転手という方向性もあります
トラックドライバーはトラックが大きくて不安。でも配送や運転の仕事に就きたいという方には軽貨物事業やタクシー運転手という選択肢もあります。
軽貨物事業は主に宅配サービスでゆうパックの配送・ヤマト運輸やもしくは軽貨物事業のツールに加入して仕事をもらいます。
「荷物を送りたい会社」と「荷物を運びたい人」を
\即日つなぐマッチングサービス/
軽貨物事業は主に個人事業主として働くことになりますが、宅配ドライバー向けの軽バンのリースして配送する事も可能です。審査通過率98%のGMSリースをおススメします。
運転が好きで人とコミュニケーションを取ることに対して苦にならない方はタクシー運転手という選択肢もあります。
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まとめ
トラックドライバーの平均年収は約380万円で車種別だと大型車約400万円、中型車約380万円、小型車約380万円となります。
大型ドライバーに関しましては長距離運行などを含めると年収500万円以上は可能です。
しかしトラックドライバーは私も長年やってきましたが、納品までの待機時間・宵積みまでの待機時間がほんとに長いです。その有効的な時間を使って副業ができれば年収にプラスできるわけですから最高ですよね!